みかんの白い筋の名前や栄養について。漢字だとどう書く?

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果物

冬になり、外に出るのも億劫な季節になりましたね。

 

かく言う私も、家ではコタツに入って動けなくなっています。

 

コタツといえば「みかん」が欲しくなりますよね。

 

この日本の冬の象徴であるコタツとみかんのセットは、諸説あるそうですが、

コタツを家庭で出し始める時期と、みかんの旬の時期が同じで、

且つみかんは皮をむくのに刃物を必要とせず、

コタツから気軽に手を伸ばして食べることができるため、

日本の冬の定番のセットになったといわれているそうです。

 

そんなみかんですが、皮をむくと白い筋がくっついていますよね?

 

そのまま白い筋ごと食べると歯触りが悪く、

あの白い筋が苦手という人も多いんじゃないかと思います。

 

白い筋ごと食べる人、白い筋を手で取ってから食べる人、

袋をむいて果肉だけを食べる人など、

いろんな食べ方をする人がいますが、そもそもあの白い筋って何なんでしょう?

 

今回はみかんにある、あの謎の白い筋について

解説していきたいと思います。

 

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みかんの白い筋の名前や漢字について

 

 

結論から言うと、あの白い筋の正式名称は

「中果皮(ちゅうかひ)」と呼ばれる部分です。

 

ラテン語ではアルベドといい、

よくテレビなどで取り上げられるときは、このアルベドという言葉が使われ、

耳にしたことがあるかもしれません。

 

私たちがみかんの皮と呼ぶ部分が「外果皮(がいかひ)」と呼ばれ、

みかんの内側にあるスポンジのような白い膜が、中果皮(アルベド)です。

 

細かいことを言えば、

あの白い筋の部分はみかんの維管束です。

 

中学校の生物の授業で習った維管束。

 

その役割は植物の葉っぱや土から吸収した、

肥料や水分などの栄養分を、果実に補給する働きをしています。

 

食べるのに邪魔だなぁと思っていたあの白い筋は、

甘くて美味しいみかんを育てるのに重要な部分だったんですね。

 

みかんの白い筋(アルベド)に栄養なんてあるの?

 

 

私が小さいころ、

みかんを食べるときに白い筋を取りながら食べていたら、

親から「その白い筋に栄養があるんだからちゃんと食べなさい」と

言われたことがあります。

 

子供心に「へぇ、そうなんだぁ」と思いましたが、

皆さんも親や知人から言われたことはありませんか?

 

本当に栄養があるのか、気になるところですよね。

 

ずばり、みかんの白い筋には栄養が詰まっています!

 

白い筋には「ヘスペリジン」という、

ビタミン様成分(ビタミンP)が含まれています。

 

このヘスペリジンには、血流改善や免疫力アップ、くま・くすみの改善、

肌質改善、自律神経バランス改善、脂質代謝改善などの

さまざまな効能があるといわれています。

 

寒い冬には、冷え性にも効果があります。

 

食べ方はそれぞれ個人の自由ですが、

可能な限り白い筋も一緒に食べたほうが、

栄養効果も高いということですね。

 

まとめ

 

ここまで、みかんの白い筋について解説してきましたが、

いかがでしたでしょうか。

 

みかんの謎の白い筋にはきちんとした役割があり、

その役割があって美味しいみかんができ、

さらに栄養素も豊富ということがわかりました。

 

みかんには、前述したヘスペリジン以外にも、

ビタミンCや食物繊維が豊富です。

 

みかんに含まれるビタミンCは、

2個で一日分のビタミンCを摂取することができます。

 

成長促進作用のあるビタミンB1、

むくみの改善に効果的なカリウムなども含まれています。

 

また、みかんはその成分の大半が水分であり、低カロリー。

 

100gあたり45キロカロリーしかない健康食品なんです。

 

肌荒れ対策や免疫力の向上、老化対策、便秘対策、血流促進など、

身体にいろいろな効果のあるみかん。

 

白い筋も好き嫌いをしないで、できるだけ食べるようにしましょう。

 

みかんを食べて、健康にこの寒い冬を乗り越えましょうね。

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