思春期という言葉は、日常生活の中でよく耳にする言葉ですね。
しかし、実際に何歳から何歳までで、その意味や定義とは?と問われると、
明確なひとつの答えは見つかりません。
子供の成長スピードは驚くほどの速さです。
その成長についていけず、戸惑い、不安定になる子供はたくさんいます。
そして、そんな不安定な時期に妹や弟ができることで、
「赤ちゃん返り」をする子供がいます。
子供の赤ちゃん返りを放っておくと、
大きくなってからの性格にも影響する可能性が大いにあります。
親としてどのように受け止めて、どのようにケアしていけばいいのか、
一緒に見ていきましょう。
思春期はいつからいつまで?
一般的にですが、思春期とは
子供が大人へと成長するための心と体の準備期間のことをいいます。
おおよそ8歳頃~17、18歳頃までの時期にあたります。
この時期の子供は、身体的な成長と精神的な成長が伴わず、
不安定になりやすいのです。
気持ちの面ではまだまだ子供なのに、
身体的な成長は待ってくれずに、どんどん成長していきます。
そんな変化に戸惑うことが多いようです。
ただ、思春期といっても、
そのケースは子供ひとりひとり全く異なります。
周りにどんな人間がいるかによっても、変わってくるようです。
例えばこの時期に反抗的になる、いわゆる「反抗期」になる子供もいれば、
反抗期は全くなかったという子供もいます。
また、親から離れたいという自立心が芽生えたり、
「みんな」で遊ぶことをしなくなったり。
些細なことで怒り出したと思ったら、その後には甘えてきたり。
特に女の子は生理がきたとき、男の子は声変わりしたときなんかに、
上記のような行動が見られたりすることがあります。
親としては、
昨日までの我が子と今日の我が子がまるで違うという変化に戸惑い、
不安になりますよね。
しかし、口を出し過ぎず、でも放置したりはしない。
親として、子供が一生懸命成長しているんだなと思い、見守りましょう。
思春期に赤ちゃん返りすることってあるの?
次に、赤ちゃん返りについてです。
下の子が生まれたときに、
上の子が赤ちゃん返りをしたことはありませんか?
だいたい、小学生になる前くらいの幼少期の子供に見られることが多いです。
妹や弟ができて嬉しい反面、お母さんをとられる!という気持ちだったり、
みんなが妹や弟ばかりかわいがっていると思い込んでしまうんです。
そのうち、下の子の成長とともに上の子も成長し、
お姉ちゃん、お兄ちゃんとしての自覚も持ち始め、しっかりしてきます。
しかし、稀に、思春期にあたる年頃の子供でも、
赤ちゃん返りをするというようなケースも見られます。
特に、幼少期に両親に甘えることができなかった子供に多く当てはまります。
幼少期の子供は、自分だけを見てほしい!という願望がかなり強いです。
良い子にお留守番しているのは褒められたいからで、
実際はもっと甘えたいのです。
それが満たされずに育ってしまった子供は、
その後の成長に大きな影響を与えることとなります。
赤ちゃん返りのサインは様々です。
赤ちゃん言葉を使ったり、おねしょをしてしまったり、周りに意地悪をしたり…。
一方、表情が乏しくなったり、感情を抑えて元気がなかったりといったことも、
赤ちゃん返りのサインです。
大切なことは、絶対に怒らないということです。
子供たちも、したくてしているのではありません。
ちょっとしたサインを見逃さないように、
普段と違う点はないかなど、毎日観察しましょう。
まとめ
子供は放っておいても確かに成長はしていきます。
しかし、家族から愛情をたくさん受けて育つか、そうでないかで、
その後の性格は大きく変わっていきます。
今からでも遅くはありません。
「生まれてきてくれてありがとう」
「だいすきだよ」
「こんなこともできるようになったんだね」
と、毎日たくさんの言葉をかけてあげましょう。
きちんと伝わるはずです。
家族みんなで愛を育んでいってくださいね。
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