八十八夜って、具体的に何する日なんでしょうか?
言葉はよく耳にするけれど、
どんな日なのか、いつから始まったことなのかが、よく分かりませんよね…。
今回は、八十八夜は何する日なのか、なぜ夜なのか、
そして、いつ頃から始まった行事というか風習なのかを、詳しく解説します!
日本人なら、知っておくと日本茶のありがたみを実感することが出来ますよ!
八十八夜っていつから始まったの?
八十八夜の風習に関しては、
実は諸説あるため、いつから始まったのかは定かではありません。
でも調べてみると、1656年頃に改めて作られた暦(こよみ)上では、
既に八十八夜の記載があるとのこと。
1656年は、分かりやすくいうと江戸時代なので、
この頃から八十八夜の行事が存在していた、ということになりますね。
八十八夜の行事って、もっと昔からあるのかな、と思っていましたが、
実はそこまで古い行事ではなかったのです。
でも八十八夜の行事が出来てからは、
日本独自の行事として広まっているので、日本人なら詳しく知っておくと良いでしょう。
そうすれば、この八十八夜とは何なのかが理解できるし、
万が一、外国人に尋ねられたときにも、しっかりと説明することができます。
確かに現代の日本人は、八十八夜の意味とか、
具体的にどんな行事なのかも知らない人が大半でしょう。
ちなみに私も、今まで八十八夜については、歌でしか知らなかったです。
八十八夜は江戸時代頃から始まったため、
中国伝来の行事ではなく、日本独自の行事なんですよ!
確かに八十八夜は茶摘みをする日、ということはなんとなく分かりますね。
茶摘みをして緑茶を淹れる、というのは日本固有の行事です。
ということで、
八十八夜は、江戸時代から始まったとされる、
日本だけの行事の一つ、と覚えておくようにしましょう!
八十八夜って何する?なぜ夜なの?
八十八夜は、そもそも何する日なのか、また、なぜ夜なのかが不明ですね。
そもそも八十八夜とは、
霜がおりなくなって、気候がだんだんと暖かくなってきたため、
茶畑の新芽を摘むのに適した時期なんです。
立春から数えて、ちょうど88日目の5月頃が八十八夜となるので、
確かに暖かくなってきた時期ですね!
この時期には、育った茶葉を摘み、
それを使って淹れた新茶を飲む、というのが主に八十八夜にすべきことなんです。
八十八夜に摘んだ新茶を飲むと、長寿になる、という言い伝えがあるんですよ!
実際、日本茶は健康にとても良い成分が含まれているし、
何より美味しいので、
八十八夜には日本茶をみんなで飲もう!ということをすべきなんです。
私もお茶類は好きなのですが、
お茶の専門店に行くと、この5月頃の時期には、
新茶が入荷しました、というお知らせが必ず出ていますよ!
新茶に限らず日本茶は体に良いのですが、
新茶はやっぱり香り高くうま味も強いので、八十八夜には飲むと良いでしょう。
八十八夜に何をするかは分かりましたが、
八十八夜がなぜ夜なのかが分からないですね…。
昔の日本では、現代の暦とは違い、
太陽ではなく月の満ち欠けを基準にしていました。
いわゆる『太陰暦』というものですね。
太陰暦では、夜を迎えることで、日数を数えていました。
そのため、江戸時代の日本でも、
立春から88日目の夜が八十八夜としてカウントされるんですよ!
八十八夜がなぜ夜か、かなり疑問でしたが、
昔の暦の基準が、現代にも引き継がれていたんですね!
ということで、
立春から数えて88日目の夜には、新茶を楽しむと良いでしょう。
そうすれば、その年は日本茶のパワーで元気でいられる可能性がありますよ!
実際、日本茶って定期的に飲み続けると健康に良いし、
花粉症を改善する効果も得ることが出来ます!
翌年の花粉症を軽減させるためにも、
ぜひ八十八夜を迎えたら、どんどん日本茶を飲んでいってくださいね。
ペットボトルのお茶も良いけれど、
やっぱり急須で淹れたお茶というのは、香りも美味しさもかなり良いのでおすすめですよ!
まとめ
八十八夜とは、江戸時代頃に出来た風習であり、
暖かくなってきた頃なので、
茶摘みをして新茶を淹れて飲むと、健康に良いとされています。
また、昔は太陰暦で日にちを数えていたため、
八十八夜には夜の字が含まれているんですよ!
あなたも八十八夜にはぜひ、新茶を飲んで健康を得るようにしましょうね。