消費税って嫌ですよね。
生活に必要なものを買うために取られるだけでなく、
年々消費税は増税されておき、今後も増税は続きそうです。
家計を直接的に圧迫をする、
そんな消費税ですが、いっそのこと廃止したらどうなのでしょうか?
もし消費税廃止をしたら、
何かデメリットがあるのか気になりますよね。
また、実際に消費税を廃止した国はあるのでしょうか?
ここでは、そんな消費税廃止について解説をしていきます!
消費税廃止するとどうなる?廃止した国ってあるの?
消費税を廃止をしたら、生活は楽になりそうですよね。
実際に、消費税廃止を掲げている政党もあり、
選挙では、消費税を重点的に考えて投票をするという人もいるでしょう。
ただ、消費税廃止をすると、
実際どのようなことが考えられるのでしょうか?
結論から言うと、
大きな社会の混乱が考えられます。
解説をしていきます。
例えば、来年から消費税を廃止すると決まったとします。
そのようになると、国民の意識としてはどうなるでしょうか?
今、ものを買ったらもったいない、
すぐに必要のないものは来年にまで買わないでおこう、
となりますよね。
このように、国民全体で大きな買い控えが発生します。
その結果、消費が落ち込み、経済が一気に滞ります。
そして、逆に今度は消費税が廃止されるとなると、
爆発的に消費が進みます。
その結果、需要が急激に上昇し、
物価はインフレを引き起こし、
大きな混乱が発生するかもしれません。
また、政府が安定した財源が見込めるのが消費税であり、
この税収入がなくなると、
デメリットとして、
様々な公的機関や社会福祉が運営できなくなる恐れがあります。
実際に消費税を廃止した国としては、マレーシアがあります。
マレーシアは2018年に消費税を廃止して、
その代わりに製造者側に出荷時の税金を課すようになりました。
この結果、当初は国民にも歓迎をされていましたが、
政府の税収入が大きく減少をして、
結果的に公的機関の運営が困難になり、
現在では消費税の再導入が検討されています。
このように、消費税自体は政府の安定した財源として、
老若男女問わず公平に取ることができるので、非常に優秀だと言えます。
公的機関や社会福祉の維持のために、消費税は必要だということも理解できます。
消費税廃止で景気回復する可能性ってあるの?
消費税廃止をすることによって、景気も回復するのでしょうか?
こちらも、正直微妙なところです。
消費税廃止によって、
一時的には消費は増えるでしょうが、
それ以外の税収入としては急激に落ち込むので、
公的財源の確保が必要になります。
その結果、消費税以外の税ができて、
結局は、他で税金が取られるなんてことになりそうですよね。
このように、消費税廃止をしても、
確実に景気回復はするとは言えません。
ただ、筆者は消費税廃止自体は反対ではありません。
消費税は導入当初は3%でありましたが、
年々増加していき、
現在は軽減税率導入で10%となっていますよね。
これと同じように、
少しずつ消費税を減税することで、
徐々に消費を増やすことはできると思っています。
消費税を5%に減らした場合、
大きな買い控えは起こることは少ないでしょうが、
その分、消費は刺激をされます。
そして、その刺激された分の消費は、
十分財源としてカバーできるのではないかと思っています。
最近は物価の上昇が続いているだけでなく、
社会保障も負担になっています。
そして、「困ったらとりあえず消費税増税」
のような姿勢に納得できないのは、十分にわかります。
このままでは、負のスパイラルになってしまうので、
景気刺激のために、ひとまずの消費税減税は考えてもらいたいですね。
まとめ
消費税を廃止によることで、
社会の混乱や、公的機関や、
社会福祉の運営が困難になることが考えられます。
実際、マレーシアでは消費税の廃止を行いましたが、
そのような理由により、現在は再導入が議論されています。
また、意外と景気回復の効果も少ないのではないか、
とも考えられています。
ただ、筆者としては消費税廃止まではいかなくとも、
減税をすることは、大きな景気刺激にはなると思っています。
今後がどのような扱いになるかはわかりませんが、
安易な消費税の増税は、これ以上は避けてもらいたいですね。
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