栄養豊富で健康によい納豆。
手軽に良質なたんぱく質を補えるので、
朝食には欠かせないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、妊娠中は食事について何かと気を遣うことも多く、
普段好んで食べていたものでも食べ続けてよいか迷ってしまいますよね。
この記事では妊娠中でも納豆を食べられるのか、
また1日何パックまで食べてよいのかについてご紹介します。
納豆が好きで妊娠中も食べたいと思っている方は、ぜひ読んでみてください。
妊婦は納豆を食べたらだめなの?
妊婦は納豆NGという噂を、
聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は妊娠中に納豆を食べることは特に禁止されていません。
むしろ、葉酸や鉄分・ビタミンB群などの、
妊婦に必要な栄養素が多く含まれているため、
朝食に取り入れることはおすすめです。
また大豆に含まれるたんぱく質は、
体内では合成されない、必須アミノ酸がバランスよく入っています。
食が進まず、肉などの固形物が食べられないときは、
納豆を活用してたんぱく質を補えますよ。
注意しなければならないのは食べ方です。
納豆をそのまま食べる分にはよいのですが、
生卵と一緒に食べるのは避けましょう。
卵の殻には、食中毒の原因のひとつである
サルモネラ菌が付着していることがあります。
非加熱状態では、菌が生きたまま体内に入ってしまうため、
卵の生食は妊婦さんにはNGです。
ふわふわとろとろして美味しい組み合わせなので、
好きな方もいらっしゃるかもしれませんが、
出産後の楽しみにとっておきましょう!
妊婦が納豆を食べるなら一日何パックまで?
妊娠中でも食べてよい納豆ですが、
やはり食べ過ぎはよくありません。
というのも、納豆の原材料である大豆には
女性ホルモンのような作用をする、大豆イソフラボンが含まれているからです。
妊娠中、イソフラボンを多量に摂取すると、
エストロゲンという、女性ホルモンの分泌が過剰に増え、
ホルモンバランスに悪影響を与えると言われています。
そのため摂りすぎには注意する必要があります。
厚生科学研究の調査研究結果によると、
納豆100gには平均73.5mgの大豆イソフラボンが含まれているそうです。
納豆1パックが約50gとすると、1パックあたり約37mgです。
内閣府食品安全委員会が発表している、
イソフラボンの摂取量目安量の上限は70~75mgのため、
1日1~2パック程度であれば問題ないと言えるでしょう。
また千葉大学の調査によると、
妊娠中に毎日納豆を摂取していた母親から生まれた赤ちゃんは、
約3.5倍アトピー性皮膚炎になりにくいという、うれしい結果も出ています。
こちらの研究結果について詳しく知りたい方は、
参考にしたこちらのサイトを見てみてくださいね。
まとめ
妊娠中に納豆を食べてよいか、
食べるとしたらどのくらいの量がよいのかについて
ご紹介してきましたが、いかがでしたか?
適切な量であれば、毎日食べても問題ないことが分かって、
安心していただけたのではないでしょうか。
食べ方に注意しながら、
ぜひ日本の伝統的なスーパーフード納豆を
妊娠中の食生活に取り入れてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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