ニュースなどでは世の中、不景気だと言われていますよね。
今は自由に生きているけれど、今後どうなるんだろう。
一人は自由だけど、全部自分で考える必要もある。
そして、いくら生活できても金銭的に余裕がないと、
生活もですけど精神的にも焦りますよね。
焦ってばかりいても仕方ないから、
持ち家だとどのくらい必要で、余裕のある暮らしができるかを調べて見ました。
老後の一人暮らし。持ち家の場合、生活費はどれぐらい必要?
2019年度家計調査年報(家計収支編)を参考にしました。
こちらの統計は年齢幅があり、平均年齢は76.3歳。
住居は持ち家だけでなく全ての平均になりますので、
目安として考えて下さいね。
生活費の合計は約152,000円でした。
平均59.3歳の消費支出が約164,000円でしたから、
少し減った感じですね。
※59.3歳の平均には税金などの非消費支出は含んでいません。
ゆとりある老後生活費。内訳は具体的にどれぐらい?
合計額はわかったけど、
内訳はどんな風になっているのか気になりますよね。
内訳はこんな感じです。
主な項目は
・食料:約36,000円
・住居:約13,000
・光熱・水道:約13,000円
・家具・家事用品:約6,000円
・衣服など:約4,000円
・保険医療:約8,000円
・交通・通信費:約13,000円
・教育:約0円
・教養娯楽:17,000円
・その他:30,000円
・非消費支出:12,000
その他の中には、散髪などが入り、
交通費には車の維持費やローンが入っています。
あくまで最低限かかるものを計算していますので、
その点は注意してくださいね。
・持ち家だがローンは残っている
・保険をたくさんかけている、
・趣味にお金がかかる
このような人は、当然もっと必要となります。
定年を迎え、あとはのんびり暮らしたい。
そんな人の1年間の収入は年金ですよね。
あとは退職金を含めた預貯金。
夫婦の老後についてはいろいろ言われていたけど、
一人暮らしの場合はどうなるの?
基本、年金需給は65歳開始。
年金は人によってもらえる額が違います。
厚生労働省から、毎年一回年金定期便が送られてきます。
こちらを確認すれば、
自分がどのくらいもらえるのかわかりますよ。
・届いたけれど捨ててしまった
・今すぐ知りたい
そういう方は、
日本年金機構のHPで確認してくださいね。
こちらは、基礎年金番号を用意して登録すれば見られます。
2018年の平均額受給権者の年金の平均年金月額をみると、
・厚生年金保険(第1号):144,000円
・国民年金:56,000円
(参考:厚生労働省HP)
この金額を元に、月にいくら不足なのかみてみます。
厚生年金保険(第1号)144,000円-152,000円=-8,000円
国民年金:56,000円-152,000円=-96,000円
平均のみで計算すると、このような結果になりました。
厚生年金保険(第1号)でもマイナスなんですよね・・・。
国民年金だと、生活どころか…というようなレベルです。
国民年金が少ない!どうしたらいいの?
自営業の人なら国民年金に上乗せする制度、
国民年金基金に入るのも良いでしょう。
社会保険料控除の対象となりますし、かける時は大変ですが、
もらうようになった時には安心ですよね。
また、民間の個人年金制度もあります。
預貯金と変わらないようですが、
口座から毎月引き落とされるので、貯めやすいですね。
あと、控除を受けられるのもいいですね。
同じように預けるなら預貯金よりいいかな、
と考えてしまいますが、デメリットもあります。
・個人年金は途中で解約すると元本割れが発生
・インフレに弱い
・保険会社が潰れてしまったら年金は減る
・保険料払い込み期間終了時には税金がかかる
ただ、上乗せされることにより、
国民保険一つだけよりは余裕ができますね。
152,000円の生活費はあくまで平均ですから、
突然の出費がないとは限りません。
食費だって平均の36,000円というのは、
1日1,200円くらい(30日で計算)。
たまには、ごほうびとして美味しい物だって食べたいですよね。
余裕ある生活を目指すなら、
月に200,000円くらい使えるようにしておきたいですね。
まとめ
- 老後に必要な生活費は約152,000円
- ゆとりを持ちたいなら約200,000円くらい
- もらえる年金の平均は約56,000~144,000円
- 年金だけではマイナスの可能性が高いので預貯金、個人年金、投資、
- 自営業なら国民年金基金の加入などを考える
まだまだ老後まで時間があるから大丈夫!
なんて思っていても、時間はあっという間に流れます。
今から素敵な老後を迎えられるように、
準備しましょうね。