紅葉シーズンになると、紅葉狩りに行きましょうって言われますけど…
何を狩りにいくの?って思ったことはありませんか?
「狩り」と言えば通常、猟師さんが使う言葉って思いますよね。
それに紅葉狩りに行ったからといって、紅葉を拾ってくるわけでもないし…
という疑問に答えるべく調査してみました。
調べた結果、大きな勘違いをしていたことに気づきました!
紅葉狩りの「狩り」とは、
何かを得るという意味ではなかったのです!
これだけではピンとこないと思いますので、詳しく解説していきますね。
紅葉狩りの起源は?
冒頭でも申しましたが、
「狩り」は猟師さんたちの獣を捕まえるという意味で使われていました。
さらに歴史を遡ると、武将の偉い方や貴族の方々が、
「狩り遊び」をしていたと言われています。
平安時代になり、「狩り」をしない貴族が
秋の自然を愛して、赤くなった葉っぱなどを手にとって眺めていたことから、
「紅葉狩り」という言葉が生まれたそうです。
古来人類は獣や魚を狩り、生きるために成長していきました。
それが武将や猟師に受け継がれ、
野鳥や害獣を仕留めるように変わっていきます。
猟師ではないものは、フルーツをとることにも「狩り」という言葉をつけ、
ぶどう狩りやイチゴ狩りという名前になりました。
男の仕事とされていた「狩り」が、
現在では老若男女問わず、大人も子供も楽しめる
「紅葉狩り」という文化まで生まれた日本は、素晴らしいですね。
紅葉狩りに行って、どんぐりや落ち葉を拾って、
動物園をイメージさせるようなことを作ることもできますよね。
赤や黄色、茶色の葉っぱを使った動物といえば、
どんなものを思い浮かべますか?
ライオン、キリン、リス、フクロウ、ヒノトリなどでしょうか?
おっと、ヒノトリは空想の生き物でしたね。
でも真っ赤な紅葉を使うと、
美しくて幻想的なヒノトリを表すことができそうですね。
まさしくインスタ映えしそうな感じですね!
ちなみに、紅葉で火の鳥を作っているユーチューバーは、
2020年11月現在ではいませんでした。
…ということは狙い目かも!?
第一人者になるチャンスですよ!
大きくてカッコイイ「紅葉火の鳥アート」を
作ってみてはいかがでしょう!?
くれぐれも枝を折ったり、
まだ咲いている紅葉を採取したりしてはいけませんよ。
あくまでも「落ちた紅葉」で作ることに意義がありますからね。
迷惑ユーチューバーにはならないようにしましょうね。
紅葉狩りの言葉の由来。なぜ狩りなのか?
紅葉狩りという言葉が生まれたのは、
平安時代だということは先ほども話した通りです。
その由来は、貴族の方々が秋の紅葉を見物しながら宴を開き、
その風情を和歌に読んで楽しんでいました。
それを競って「紅葉合」=「もみ試合」と言われていたそうです。
その勝負事の様子から、「紅葉狩り」と言われるようになりました。
その遊びは江戸時代になると、
貴族から庶民にも広がり、季節行事となっていったと言われています。
ちなみに秋は「紅葉狩り」、春は「桜狩り」というものも
あるということを知っていますか?
この言葉だけでも知っていれば、ハナタカさんですよ。
意味合い的には紅葉狩りと同じなので、ネタ作りに簡単にできますよね。
また、その昔、戸隠山に「紅葉」という名前の鬼女がいたそうで、
それを退治するお話から、
「紅葉狩り」という言葉が生まれたという説もあります。
この話は「能の謡曲」年も有名な話ですので、
興味のある方は、ご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
紅葉狩りの起源や由来についてご理解いただけましたか?
「狩り」といっても、獣や果物を狩るのではなく、
紅葉を鑑賞して心を落ち着かせることで、
「己の邪心を狩る」ということでしょうね。
うまいっ!て思いましたら、また当ブログにお越しくださいね。
くれぐれも紅葉狩りに行って、本当に紅葉の葉っぱを採取したり、
枝を伐採したりしてはいけませんよ。
あくまでも観賞用ですから。
下手すると、森林窃盗罪で捕まるということにもなりかねません。
紅葉狩りで平和を楽しみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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