みなさんが普段、使用している暖房器具はなんですか?
最近ではエアコンやファンヒーターが人気ですよね。
省エネの商品も多くなっていますし、
部屋全体を暖めるのに適しています。
しかし、根強い人気があるのは“こたつ”。
今も昔も変わらず、
こたつで家族団欒するのっていいですよね。
何より気持ちがほっこりします。
そんなこたつですが、やはり気になるのがやけどの心配。
温度設定を低くしても、低温やけどの心配があります。
特に小さいお子さんをお持ちの家庭では、
なるべくやけどの心配がない暖房器具を使いたいですよね。
ここではこたつを使用するときに、低温やけどを予防するポイントや
こたつでもやけどしない商品があるのかご紹介します。
こたつで低温やけどを予防するためには?
こたつは安全な暖房器具って思っていませんか?
もちろん、正しく使用すれば危険なものではありませんし、
石油ストーブや電気ストーブに比べたら、やけどの心配は少ないですよね。
ですが、実はこたつによる低温やけどは、結構多いんです。
意外と私たちの身近で起こりうる症状なんですよ。
低温やけどは、予防することで防げる症状です。
早速、予防方法をみていきましょう。
- こたつでうたた寝をしない
こたつでうたた寝。
こたつ愛用者であれば、一度は経験したことがありますよね。
こたつに入ると、あまりの気持ちよさに眠くなりますし、
こたつでのうたた寝は最高です。
その気持ちすごいよくわかります。
ですが、低温やけどとは、体温より少し高い温度(42度くらい)でも
長時間、皮膚に当たっていれば、低温やけどになってしまうのです。
低温やけどの他にも、脱水症状など別の危険もありますから、
こたつでうたた寝はやめましょう。
とはいえ、睡魔に打ち勝つのはなかなか難しいもの。
どうしても眠くなってしまった時は、
こたつのスイッチを切ってから睡魔に身を任せましょう。
- 短い時間で常にタイマー設定をする
上で書いた通り、こたつで寝てしまった場合、
長時間、熱があたっていることに気づかず、
低温やけどになってしまうというのはわかりますよね。
タイマー機能が付いているこたつでしたら、
最初から短い時間でタイマー設定しておくと、
うっかり寝てしまっても低温やけどの可能性を低くできますし、
起きていても長時間熱にあたっていれば
低温やけどは起こりますから、タイマー機能を上手に活用しましょう。
タイマーが切れても、こたつの中に熱がこもっているので
余韻でも十分、暖かいですよ。
タイマー機能がない場合は、こまめにスイッチを切ると安心です。
特に小さいお子さんや皮膚が弱い人は、低温やけどに気づきにくく、
一般の方より低温やけどになりやすいので注意してくださいね。
- 熱源を直接触らない
これは基本中の基本ですよね。
低温やけどではなく、やけどをしてしまいますから、
こたつのヒーターユニットは絶対に触ってはいけません。
子どもがこたつにもぐって触ってしまう可能性もありますし、
足を組み替えたときに当たってしまうこともあります。
- 継脚をして、足とヒーターユニットをなるべく遠ざける。
- 小さい子どもだけでこたつを使用させない。
など工夫をすると予防できますね。
- 服装にも注意
これは私の体験談なのですが、
学生時代にジャージでこたつに入っていたときのこと。
こたつでゴロゴロしながら暖をとっていたのですが、
こたつから出たとき、たまたまジャージについている金具が皮膚に触れたのです。
すごく熱くなっていて、危うくやけどするところでした。
ジャージ以外にも、デニムを履いているときにデニム自体が熱くなり、
皮膚が赤くなってしまったこともあるので、
金具が付いている服や、デニム生地の服は注意してくださいね。
こたつでやけどしないオススメの商品ってある?
そもそもやけどしないこたつってあるのでしょうか?
もし、そんな商品があったら喉から手が出るほど欲しいですよね。
小さい子どもがいても安心して使えるし、
変に気を張らなくていいし。
でも残念ながら、
“やけどをしないこたつ”と断言できる商品はありません。
どんな商品でも、使い方を間違えればやけどをする可能性があるんです。
しかし、その可能性をなるべく低くできる商品はあります!
その名も『フラットヒーターこたつ』です。
フラットヒーターって聞いたことありますか?
従来のこたつは、ヒーターユニットが出っ張っていますが、
名前の通り、ヒーターユニットがフラットなんです。
こたつで足をぶつける、なんてこともなくなります。
地味にストレスなんですよね、あれ。
そんな現象ともおさらばできますし、
ヒーターユニットがフラットな分、
小さい子どもが触ってしまう可能性も軽減できます。
こたつを覗いたときに、ヒーターユニットが見えないですからね!
しかし、もちろんデメリットもあります。
- 部屋全体の暖房には向かないこと
- 速暖性が低いこと
この2点です。
こたつですから、あくまで補助的役割なのです。
とはいっても、いろいろなメーカーから発売されていますし、
保温性抜群のこたつ布団がセットになっている商品もありますから、
デメリットはあまり気にならないですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
完全にやけどをしない商品はありませんが、
最初にもお伝えした通り低温やけどは予防できます。
- うたた寝しない
- タイマー設定をするorこまめに電源を消す
- 熱源に直接触れない
- 服装注意
以上のことに注意して、家族団欒を楽しんでくださいね。
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