クレーム対応はサービス向上のために大切な仕事の1つですが、
中には対応できないような理不尽なクレームもありますよね。
そんな理不尽なクレームに負けたくない!謝りたくない!
という時に使えるポイントをご紹介します。
理不尽なことに謝りたくない!そんな時どうする?
仕事上でミスをしてしまい、謝らなければいけないことはあるけれど、
納得できないような理不尽なクレームの場合、謝りたくないですよね。
また、謝ることで、
こちらが間違っていると認めることになるのは避けたい、
という場合もありますね。
では、そんな時はどうしたら良いのでしょう?
クレームをつけるとき、特に理不尽なクレームの場合、
お客さんは怒りに任せてイライラををぶつけている状態です。
イライラしているときって、
誰かに話を聞いてもらうとスッキリしませんか?
理不尽なクレームにはまず、「あなたの気持ちを理解しますよ」と、
話を聞いてあげることで、お客さんのイライラを鎮めることができます。
話を聞くって、そんなに簡単に言われても…
ちゃんと聞いてるのに、怒鳴られるばっかりで嫌になっちゃう…
大丈夫です!
これから紹介する、いくつかのポイントを押さえれば、
怒っている相手に「気持ちを分かってもらえた」と思わせることができます!
ポイント1:表情と姿勢で聞いていることをアピール
あなたが買った商品やサービスに不満があって、
腹が立っているときを想像してみてください。
クレームを聞いている人が、
なんだかソワソワしていたり、ヘラヘラ笑っていたりしたら、
ほんとに聞いてくれてるの?と思ってしまいますよね。
逆に、鋭い目つきでジッと見られたらどうでしょう?
なんだこいつ、ちょっと偉そうだなと思いませんか?
自分にそのつもりはなくても、
表情や姿勢で相手に悪い印象を与えてしまうことがあります。
- 真剣な表情で
- 相手の顔をしっかり見て、キョロキョロしない
- 眉間にしわを寄せたり、目を見つめすぎない
- 片足重心や腕組みをしない
- 背筋を伸ばして姿勢よく
以上のような点に気を付けましょう。
ポイント2:相手の話をさえぎらない
クレームをつけている最中に、
「でもそれは…」と話をさえぎってストップさせてしまうと、
かえって怒りをヒートアップさせてしまうことがあります。
お客さんは、自分の話を聞いてほしいと思っているので、
理不尽な内容でも途中で反論せず最後まで聞きましょう。
思っていることを全部吐き出してもらうのです。
ポイント3:肯定的なあいづちを打つ
話をさえぎられることのほかに、
自分の意見に反論されること、疑われることをお客さんは嫌います。
「はい」
「その通りです」
「ごもっともです」
など、肯定的なあいづちを使うようにしましょう。
また、あいづちの頻度が高すぎるのも良くありません。
適当に返事をしているのでは?と思われないためにも、
全ての言葉にあいづちを打つのではなく、3分の1程度にとどめると効果的です。
ポイント4:メモをとる
「メモを取る」という行動は、
単純に話を聞く側が内容を記憶するためだけではなく、
「あなたの話を覚えておこうと思っていますよ」
「重要な話だと思っていますよ」
という意思表示にも効果的です。
どんなに筋の通っていない理不尽なクレームだとしても、
メモをとりながら聞くと良いでしょう。
知っておきたい、謝りたくない時の謝罪方法
ここまで、理不尽なクレームに対して謝らない方法をお話してきましたが、
どうしても謝罪が必要な場面もあると思います。
そんなときに使える謝罪のポイントがあるので、ご紹介しますね。
ポイント1:言葉遣いと声の大きさ
怒っているときほど、相手の言葉選びに敏感になるものです。
お客さんが感情的になっているからこそ、
対応する側は冷静に、ていねいな言葉遣いでお話しすることが大切です。
「すみません」よりも「申し訳ございません」のように、
より丁寧な言葉を使うと良いでしょう。
声の大きさも重要な要素の1つです。
ボソボソと小さい声で話したり、
極端に早口になったりしないように注意しましょう。
ポイント2:謝罪は限定的に
謝罪といっても、
理不尽なクレームを100%認める訳にはいきませんよね。
クレームに対しての謝罪は、何に対して謝るのかを明確にして、
こちらに非があるところとそうでないところを区別しましょう。
「お待たせしてしまい・・・」
「ご不快な思いをさせてしまい・・・」
など、お客さんが怒っていることを限定して謝罪をしましょう。
まとめ
今回は、理不尽なクレームに謝りたくないときの対処法をご紹介しました。
ポイントをまとめるとこんな感じです。
まずは相手の話を聞いて、思ったことを吐き出してもらう。
- 表情と姿勢の工夫
- 話をさえぎらない
- あいづちは適度に、肯定的に
- メモをとる
どうしても謝罪をしなければいけないときは、
- 丁寧な言葉遣いで
- 限定的に謝罪する
いかがでしたでしょうか?
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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