ナメクジが皮膚についた・触った・踏んだ時の対処法。アルコール消毒は必要?

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害虫

ナメクジって、見た目にもグロテスクなので

苦手な人は多いですよね。

 

私は息子が幼いので、

虫系は意外と平気というか、平気にさせられたというか・・。

 

そういった経緯もあり、虫にも詳しくなってきたので、

危険な虫はいないか、有毒なものを持っている虫はいないかなど、

たくさん調べるようにもなりました。

 

とりあえずどの虫でも、

触った後はすぐに手を洗うようにしているのですが、

手を洗うだけで大丈夫なのか?

 

触ったら消毒が必要な虫はいないのかなど、神経質に調査しました。

 

その中でナメクジは、

昔から寄生虫がいるという話を漠然と聞いていたので、

ちょっと怖かったんですよね。

 

今回の記事では、

ナメクジが皮膚に付いた、触った、踏んだ時の対処法や、

アルコールなどの消毒が必要なのか、という情報を紹介していきますね。

 

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ナメクジを触った時の対処法。アルコール消毒は必要?

 

 

結論を先に言うと、

ナメクジを触ったときの対処法として、

アルコールは必要ないですし、アルコールに意味はありません。

 

確かに、ナメクジの中に虫はいて、

それはあとで詳細を紹介しますが、

広東住血線虫(カントンじゅうけつせんちゅう)という虫で、

これは菌ではありません。

 

そして、菌も虫も、

そのもの自体はアルコールで死ぬことは死ぬのですが、

粘液などがあったりすると、アルコールの意味がなくなります。

 

よって、一番良い方法は

「ちゃんと水で洗い流す」というシンプルな方法なんです。

 

石鹸をつけて手洗いすることを徹底することと、

ナメクジがいた場所には粘液が残っていますので、

そこにこそアルコール消毒をしたほうが良いですね!

 

ちなみに、腕などを這ってきているという可能性があるなら、

シャワーをしたほうが安心ですね。

 

自分が思い出せる、可能性があると考えられる

ナメクジの這っている通路には、全部粘液があります。

 

ナメクジは粘液を出しながら乾燥しないように生きているのです。

 

いくら手を洗っても、

その粘液部分が消毒されていないと、

結局そこを触ればまた粘液が付くので、

結果的には洗っていないことと同じになります。

 

ナメクジを踏んだら寄生虫は付かない?

 

 

ナメクジを踏んだら、寄生虫は付かないのでしょうか?

 

これは安易な判断はできませんね。

 

ナメクジ自体も寄生虫がいますが、

ナメクジの粘液にも含まれていますからね。

 

ナメクジは、人を噛んだり刺したりすることはありませんよね。

 

しかし、先ほども述べた、

広東住血線虫(カントンじゅうけつせんちゅう)という

寄生虫を持っているのです。

 

ナメクジが食べた植物を口にするなど、

この寄生虫が人の体内に侵入すると、

脳や髄膜に侵入して、髄膜脳炎(ずいまくのうえん)を発症する危険もあります。

 

例えば、家に持ち込んだ野菜の葉っぱをナメクジが食べていたら、

その葉っぱは危険だったりするんですよね。

 

だから、ちゃんと野菜は念入りに洗いますよね。

 

この広東住血線虫の成虫は、

ドブネズミやクマネズミなどの肺動脈内に寄生する、

体長22~23mmの線虫のことなんです。

 

肺動脈内に虫卵を産み、孵化した幼虫が外に出ます。

 

この幼虫がナメクジの経口や経皮に入ると、

体内で発育し感染幼虫になるのです。

 

そして人間は、広東住血線虫の幼虫を食べることによって、

感染してしまうんですね。

 

人間が感染してしまうと、

寄生虫がクモ膜下腔などに寄生して、

好酸球性髄膜脳炎を起こすことがあるといわれています。

 

約1~2週間後あたりから、激しい頭痛、発熱等の症状を示します。

 

その後は特に問題はないのですが、

まれに失明や知的障害といった後遺症を残すことがあります。

 

実際に、2000年には日本で初めての死亡例も発生しているので、

他人事だとも言い切れない話なんですよね。

 

注意するには、

・幼虫が寄生している可能性のあるナメクジ、カエル等の生食を避けること。

・ナメクジやマイマイ、カエル等に触れた場合は、よく手を洗うこと。

・基本的な衛生対策として、野菜や果物を生で食べる場合や、加熱前の食材に使用したまな板等は適切な水洗い等を行うこと。

 

とあります。

 

特に、野菜などは洗うことを推奨されていますが、

それ以上に、やはり加熱することが

最も食べ物からのいろんな寄生虫の可能性を奪うので、

加熱することが一番だと言われています。

 

安心したいなら加熱ですね!

 

まとめ

 

ナメクジが皮膚についた場合は、

基本的に石鹸をつけてよく水で流すことをしましょう。

 

アルコールを手につけてもあまり意味はありません。

 

そして、ナメクジ自体がいたところもそうなのですが、

辿ってきた経路にも粘液がついていますので、

体を這ったのであればシャワーが確実ですね。

 

そして、家の中など経路がわかれば、

その部分を消毒しておくと良いでしょう。

 

ナメクジには寄生虫が存在していて、広東住血線虫というものです。

 

稀に重篤になることはありますが、

ほとんどは予後の回復は問題なしです。

 

ただ、口からナメクジを入れようとすることはないと思うので、

気を付けるのは、ナメクジが付着していた野菜ですね。

 

良く洗うことも良いのですが、

加熱調理をすることが一番安心でしょう。

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