アブラムシの駆除を無農薬で。重曹やコーヒーは効果的なの?

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害虫

大切な植物に、いつのまにか

アブラムシがついている経験、ありませんか?

 

とても小さな虫ですし、気にしなくてもいいか…

と思っていたら、大間違いです。

 

アブラムシは農業害虫なので、

放っておくと植物がダメになってしまいます。

 

低い気温を嫌いますので、

温かで風通しの良い環境だと発生しやすいです。

 

植物の発育を考えて間隔を空けていたのに、

その結果アブラムシが来るなんて…。

 

一体どうしたらいいの?

 

アブラムシには天敵がいます。

それは、テントウムシです。

 

これらの虫は、

アブラムシをエサとしていますから、捕食してくれます。

 

大体1日10匹程度食べます。

 

でも、テントウムシの種類によっては、植物もダメになります。

 

そしてアブラムシも天敵から守るため、別の虫と手を組んでいます。

 

それはアリです。

 

アリとは共生関係なので、

テントウムシ等は寄りつきにくくなります。

 

その理由は、アブラムシのエサには糖分が含まれています。

 

ですから、アブラムシの排泄物は甘露と呼ばれ、とても甘いんです。

 

その甘露を求めてから、アリはアブラムシに寄って行くわけです。

 

アブラムシはアリに囲まれることで、

天敵から守ってもらうというわけです。

 

テントウムシがいれば、アブラムシはいなくなる。

アブラムシは、アリを呼び寄せることで身を守る。

 

つまり、アブラムシとアリが植物にたくさんいることになる…。

 

このままでは植物がダメになってしまいます。

 

どうにか駆除したいと思いますが…。

 

植物についているから、農薬は使いたくない。

そして、簡単に駆除したいと思いますよね。

 

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アブラムシの駆除を無農薬で。重曹は役に立つ?

 

 

 

農薬を使わない方法を調べてみると、

どうやら重曹がいいらしい?

 

スプレーするだけなので、

簡単そうですし、これなら試しやすいですよね。

 

まずは材料をみていきましょう。

 

用意するもの

  • 水(475ml)
  • 重曹(3~5g)
  • 食用油(20ml)
  • 中性洗剤(5ml)
  • スプレーボトル

 

分量に関しては、色んな説がありましたが

このくらいが多かったです。

 

重曹だけよりも、

油や洗剤を入れる方が効果があるようです。

 

家にあるものが多いですし、

もしなくても、すぐに手に入るものばかりですね。

 

作り方は用意した物を全て混ぜるだけです。

 

そして、それをアブラムシに向けて噴きかける。

 

手間もかからなくて簡単ですね。

 

ただし、油を入れているので、

分離したままだと効果が薄くなります。

使用する前によく振って下さいね。

 

それにしても、重曹は匂い取りや掃除などにも使われますし、

万能ですね。

 

殺虫効果もありますし、これでアブラムシ対策はバッチリ!

 

そう思ったのですが、

一つ気を付けなければいけない点がありました。

 

植物によっては、葉が変色する可能性があるんです。

 

初めて噴きかける時には、全体にはかけず、

少し様子を見てから噴きかける方がいいでしょう。

 

アブラムシを駆除。コーヒーはどうなの?

 

 

農薬を使わず、家にあるものでアブラムシを駆除したい…。

 

重曹もいいけれど、他にもあれば知りたい。

 

できればもっと簡単だと嬉しい。

 

コーヒーがありました!

 

アブラムシはコーヒーの匂いを嫌うらしく、

寄りつかなくなります。

 

用意する物

  • コーヒー
  • スプレーボトル

 

これだけでいいので楽ですね。

 

しかも、コーヒー豆などを使用するわけではないので、

インスタントでもドリップでも、なんでもいいところがいいですね。

 

使い方

  • いつもよりも濃い目のコーヒーを作る
  • 植物に噴きかける

 

本当にこれだけでいいので、楽ですよね。

 

そして、植物についたコーヒーは洗い流す必要がないので

手間がかかりません。

 

ただし、効果としては

アブラムシが寄りつかなくなるだけなので、

大量発生した後だと、効き目はありません。

 

アブラムシを駆除。酢は効果的?

 

 

簡単、安全ならお酢がいいというけれど…。

 

お酢?と思ってしまいましたが、どうやら効き目があるようです。

 

まずは用意する物です。

  • スプレーボトル

 

以上です。簡単ですね。

 

スプレーボトルは、なるべく霧の細かいものがいいですね。

 

では作り方です。

  • 酢を水で30~100倍ほどに薄める
  • スプレーボトルに入れる

 

え、これだけ?そう思ってしまうほど、簡単ですね。

後は、こちらを植物に噴きかけて下さいね。

 

お酢には種類があるけれど、どんなお酢でもいいの?

 

アブラムシには、園芸用の酢の方が効果があるといわれています。

 

ですが、こちらは家に必ずあるものでもありませんし、

家庭用の酢でも大丈夫です。

 

家にある、米酢や作物酢を薄めて使用してくださいね。

 

また、濃い方が効き目ありそう!と

高濃度なものを使用すると植物を痛めてしまいます。

 

何事も適量が肝心です。

 

お酢の匂いはすぐに薄くなってしまうので、

毎日もしくは2日に1度程度必要です。

 

その際、たっぷりめに噴きかける方が良いでしょう。

 

この方法でアブラムシは付きにくくなります。

 

ただし、一つ問題があります。

 

大量発生してしまうと、効果は無いということです。

 

このお酢スプレーは、アブラムシが付きにくくなるのであって、

殺虫効果はないんです。

 

アブラムシに直接噴きかけても、生きたままです。

 

あくまで、大事な植物への予防だと考えて下さい。

 

でも、お酢を水で薄めてスプレーするだけで、

他は何もしなくていいのは魅力的ですよね。

  

アブラムシの駆除に牛乳は使える?

 

 

農薬を使わない方法は他にはないかな?

 

調べてみると、どうやら牛乳も効果があるそうです。

 

牛乳なら家にあるし、試してみる価値ありそう…!

 

用意する物

  • 牛乳
  • スプレーボトル

 

この3つだけでいいので、こちらも簡単で便利です。

特別なものが必要ないところがいいですね。

 

では、牛乳スプレーの作り方です。

 

  • 牛乳と水は1:1の割合
  • スプレーボトルに入れる

 

以上です。

 

これ以上ないくらい、簡単ですよね。

 

噴きかけるときの注意点として、

植物はなるべく乾燥させてください。

 

あとは噴きかけるだけです。

 

牛乳は、乾く時に膜をはり収縮します。

 

その性質を利用してアブラムシを圧縮、窒息死させるのです。

 

そのため、早く乾燥させるために、

よく晴れた日の午前中にスプレーするのがいいでしょう。

 

肝心の効果はというと、

約7割のアブラムシを駆除することができます。

 

全滅を狙いたい場合は、

農薬や別の駆除方法と併用してもいいですよね。

 

ただし注意点もあります。

 

牛乳スプレーは自然農薬で安全ではありますが、

牛乳特有の匂いがかなりキツイです。

 

広い屋外で使用するには問題ありませんが、

屋内やベランダですと、

近隣とのトラブルにつながる可能性があるので要注意です。

 

乾いた牛乳は、水をかけるだけでは落ちないこともあり、

その際は手で優しく擦りしっかりと牛乳を落とす必要があります。

 

長時間、牛乳を乾かし続けたり、気温が高い時期だと牛乳が腐り、

他の虫や病原菌を招く原因にもなるので注意してくださいね。

 

せっかく大事に育てた植物を、

枯らすような結果になるのは避けたいですよね。

 

牛乳の匂いは気になりますが、

しっかりとした殺虫効果もあるので、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

アブラムシを全滅させるために知っておきたいこと

 

 

3月〜11月の間に盛んになるアブラムシは、

卵から10日ほどで成虫になり次の卵を産みます。

 

夏の暑さに弱いため、

4月〜6月、9月〜10月に繁殖期をむかえます。

 

アブラムシのメスは卵胎生なので、

卵を体内で孵化させるのですが、

メスは孵化した時点で、すでに体内に数匹〜十数匹もの子供を宿しています。

 

アブラムシが爆発的に増える秘密はこれなのです。

 

アブラムシは甘い排泄物を出します。

 

それが、アリやすす病菌を呼び寄せるのです。

 

すす病菌は、葉が黒いすすを被ったような症状で、カビによる病気です。

 

この病気になると葉の表面を覆ってしまうので、

光合成ができなくなってしまいます。

 

さらには、アブラムシを捕食する

スズメバチやアシナガバチといった危険な虫も寄ってきてしまうのです。

 

まとめ

 

・無農薬でアブラムシを駆除する方法はある

・重層は殺虫効果があるが、植物の変色が不安

・コーヒーは忌避・予防効果あり。だが、大量発生には有効ではない

・酢も効果はあるが、殺虫効果はない

・牛乳は殺虫効果があり、作り方も簡単。しかし、代わりに匂いがキツく、植物を傷める可能性がある

 

変色せず、強い植物ならば重層は使えます。

 

変色してしまうようでしたら、

コーヒーでアブラムシを予防しておきましょう。

 

ちなみに、牛乳スプレーは農家さんも利用している方法ですので、

アブラムシにお困りの方は、ぜひ一度試してみてください。

 

すでにアブラムシが大量発生しているのであれば、

残念ですが、農薬を使うのが一番だと思います。

 

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