署名活動の署名を依頼され、
署名に協力したことは何度かあるのではないでしょうか。
職場、学校などで知り合いから頼まれることもありますよね。
最近はネットで署名活動に協力できるサイトがあり、
賛同する活動にいつでも署名できます。
でも、署名した署名活動が、その通りになったことはどのくらいあるでしょうか。
一度もないということもあれば、
どんな活動に署名したかすら忘れることもあります。
- 署名は何人くらい集まれば成功するの?
- 署名の成功事例はあるの?
- 署名活動って個人情報の悪用の危険性はあるの?
今回は、このような疑問についてまとめてみました。
具体的には
- 署名活動は何人集まれば成功するのか
- 署名活動の成功事例はあるのか
- 署名活動で個人情報の悪用の危険はあるのか
の順番で解説します。
この記事を読むことで、
署名活動の有効性や危険性についてわかるようになります。
ぜひ、最後まで目を通してくださいね。
署名活動は何人集まれば成功するの?
署名活動では、何人集まれば署名活動は成功するのでしょうか。
署名活動で人数が集まることで、
法的効力を発揮するのは、地方自治法に定める直接請求のみです。
例えば以下のように定められています。
- 有権者総数3分の1以上の署名で、地方公共団体の首長や地方議会の議員を辞めさせることを請求できます。
- 有権者総数50分の1以上の署名で、条例の制定や改廃に関して請求できます。
署名を集めても、署名活動の要求通りになるのではなく、
議会で検討するように請求ができるだけです。
議会で反対されれば、署名活動は失敗です。
署名が集まっただけでは、署名活動が成功したとは言えないのです。
地方自治法に定める直接請求以外の署名活動では、
法的な効力はありません。
いくら署名を集めても
「みんなそう思っています!」という参考意見程度の扱いで、
署名活動の請求にしたがう法的義務はないのです。
署名活動は何人集まっても成功するのかは、わかりません。
署名活動の成功例はあるの?
実際に、署名活動で成功事例はあるのでしょうか。
最近注目されている、ネットでの署名活動の実績を見ると、
法の改正、困った人々への支援、自然景観の保護など、
いろいろな署名活動による成功事例があります。
こちらのサイトに実際の成功事例があげられています。
署名活動に法的な効力はないのですが、
成功事例のように、多くの人の声が集まるとその思いが伝わるということです。
署名活動の危険性って何かあるの?個人情報は悪用されない?
署名活動ではご自分の名前や住所など、
個人情報を記載しますが、危険性はないのでしょうか。
署名活動で記載した個人情報が流出して、
ダイレクトメールなどに利用される可能性がないとはいえません。
その署名活動に協力したことが、
第三者にわかってしまうことも考えられます。
知り合いに頼まれたからと安易に署名せず、
危険性と以下のことを考えて、署名活動に協力しましょう。
- 本当に自分がその活動に協力する必要があるのか。
- その活動に賛同できるのか。
- 活動している団体は信頼できるのか。
署名活動により、個人情報が悪用される可能性があることを
認識しておきましょう。
まとめ
今回は、署名活動の有効性や危険性について解説しました。
ポイントをまとめましょう。
- 署名活動は何人集まっても成功するとは限りません。
- 署名活動の成功事例は多くあります。
- 署名活動により個人情報が悪用される可能性はあります。
署名活動の多くの人の思いが通じて、改善するのはとてもよいことです。
ただし、署名活動に協力することは、
個人情報が悪用される可能性もあります。
危険性を十分に認識し、
ご自分が賛同できる活動に協力することが大切です。
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