生ゴミをうっかりそのまま放置してしまって、
気付いたらコバエが・・・。
コバエトラップといえば、めんつゆトラップが有名ですが、
本当に効くのでしょうか。
確かにめんつゆトラップは簡単に作れます。
1.コバエは光に寄ってくるため、
ペットボトルを切ったもの、透明の容器を使用すると効果が高い。
2.容器にめんつゆと水を1:1の割合で入れ、
その中に食器洗い用の洗剤を2,3滴入れる。
コバエは匂いに寄ってくるので、柑橘系の香りがする洗剤がいい。
これだけでいいのでとっても簡単です。
ただ、簡単だけど家にめんつゆがない、
または、めんつゆトラップは効かないと思っている方もいるでしょう。
・めんつゆトラップは本当に効くのか、
・めんつゆがなくてもトラップは自作できるのか。
その疑問に答えます。
コバエトラップをめんつゆ以外で作りたいんだけど…
手作りのコバエトラップで有名なのは、めんつゆです。
しかし、このめんつゆトラップ、
いまいちコバエがかからないという意見もあります。
何故でしょうか。
答えは、コバエとは主に4つのハエの総称。
めんつゆが効くコバエは、
主にショウジョウバエと言われているからです。
他の3種類のハエには違うアプローチが必要、というわけです。
まずコバエの種類について説明します。
ショウジョウバエ
体長2mm、黄赤色。腐った果実を好み食品にたかる事が多い。
台所が主な活動範囲。
ノミバエ
体長2mm、黒褐色。腐った植物やゴミなどに発生。
俊敏に飛び回り食品、特に肉に潜り込み産卵する事もある。害虫。
キノコバエ
体長2mm、灰黒色。成虫は腐った植物の周りを好むため、
観賞植物の腐葉土から室内に発生することが多い。
チョウバエ
体長5mm、黒色。体の表面に毛が密生しており水際が主な生息地。
排水溝や下水管のヘドロから発生し室内に侵入することが多い。
夜行性なので昼間はトイレの壁等に居る。
※参考:アース製薬HP
コバエの種類はこんな感じです。
確かに種類が違うので、全てに同じ物が効くとは思えません。
ではめんつゆ以外のトラップを説明します。
家にあるもので作るとなると、
お酢、アルコール、みりん、醤油、コーヒーなどが有名です。
作り方は基本めんつゆと同じです。
水と、入れるものは1:1の割合。
また、カクテルトラップといって、混ぜて作る方法もあります。
お酢:アルコール:みりんを1:1の割合。この時、水は入れません。
あとは洗剤を入れるだけです。
醤油の場合は、水を足さずに洗剤を入れる。
コーヒーの場合は、普段飲んでいるくらいの濃さのものに洗剤を入れる。
とても簡単ですね。
あと、排水口に60℃以上のお湯をかけるのも効果的です。
コバエトラップのおすすめ方法
コバエの種類ごとにまとめます。
ショウジョウバエ
めんつゆ含めお酢、アルコール、みりん、醤油など効果的。
ノミバエ
好むフェロモンに香りが似ているコーヒーが効果的。
キノコバエ
接着シートなどが効果的。
チョウバエ
ヘドロを好むので、排水口周りに60度~70度のお湯を数回かけることが効果的。
トラップを置く場所は、発生源に置くのが一番。
三角コーナーなどの生ゴミの近くや、
お風呂場ならば窓の縁、観葉植物のそば・・・などですね。
特徴にもあげましたが、
コバエはとても小さいので網戸の網目も通り抜け、
簡単に家の中に入ってきてしまいます。
ちなみに、成虫の寿命は種類によって違い、
長いものでも1~2か月の寿命です。
ただし、早いものだとメスは卵を産むまでが2週間ほどで、
卵も2~3日で孵化するというスピードです。
この結果、家の中でコバエが大量発生してしまうんです。
こうならないためにも、大切な事は家の中をきれいにするという事です。
・侵入の防ぐため、もっと細かい網目の網戸に変える。
・生ゴミは溜めない。袋の口をしばるか密閉性の高いゴミ箱へ。
・排水口周りのヌメリにも気をつける。60℃以上のお湯を何度かかけると効果的。
・自作のトラップは一週間ほどで処分。その際、液体は紙などに吸わせて捨てる。
捨てる時に排水口に流してしまうと、そこで孵化する可能性があるので、絶対に排水口には流さないように。
・観葉植物にコバエが発生した場合は、観葉植物自体を外に出すことも一つの手。
まとめ
入って来てしまったコバエはどうしようありません。
退治するのみです。
でも、家で殺虫剤を撒くと吸い込んでしまったり、
ペットがいたり・・・と考えてしまいます。
そんな時に、今回書いたように、
家にあるもので安全・簡単にトラップを作れるので、
コバエと一緒にご飯を食べる・・・
なんてことがないように一度試してみてください。
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