アメリカザリガニが特定外来生物なのはなぜ?ザリガニとの違い、捕まえたらどうすればいいのか調べてみた

スポンサーリンク
〇〇の違いについて

ザリガニ釣りをしたことはありますか。

 

木の棒にタコ糸をつけ、糸の先にスルメなどをつけて、

ザリガニのいそうなところに垂らすと簡単に釣れます。

 

赤褐色で立派なツメがあるザリガニが釣れると、うれしいですよね。

 

身近な生き物であるザリガニですが、

アメリカザリガニという外来種によって、

各地の生態系が破壊され、

日本固有種の生物がいなくなったというニュースや記事を

見かけることがあります。

 

このような生態系へ影響を与える外来種は、特定外来生物として指定されます。

 

ブラックバスやブルーギルは有名ですよね。

 

当然、アメリカザリガニが特定外来生物と指定されていても、不思議ではありません。

 

アメリカザリガニを捕まえてしまったら、どうすればよいのでしょうか。

 

今回はそのような疑問を解決するため、

ザリガニとアメリカザリガニの違いや、

捕まえてしまった場合にどうすればよいかまとめてみました。

 

アメリカザリガニを捕まえたときのために、最後まで目を通してくださいね。

 

スポンサーリンク

ザリガニとアメリカザリガニの違いについて

 

 

ザリガニとアメリカザリガニの違いを解説する前に、

日本に生息するザリガニの種類を見てみましょう。

 

日本には、主に3種類のザリガニが生息しています。

 

1.ニホンザリガニ

 

日本固有種のザリガニ。

 

体長は小さく4cmくらいで、体色は茶色もしくは褐色です。

 

東北地方北部から北海道あたりに生息しています。

 

繁殖力が弱く、個体数が少なくなっていて、絶滅危惧種2類に指定されています。

 

2.アメリカザリガニ

 

アメリカ原産のザリガニです。

 

体長は15cmほどになり、体色は赤褐色です。

 

食用で飼育するウシガエルの餌として、1927年に持ち込まれました。

 

環境適応力、繁殖力が強く、日本全国に生息しています。

 

日本の生態系に影響を与えていて、危険な外来種ですが、

実は特定外来生物ではなく、要注意外来生物に指定されています。

 

3.ウチダザリガニ

 

アメリカザリガニと同じく、アメリカ産のザリガニです。

 

3種類のザリガニの中では最も大きく、15cm以上になります。

 

食用のザリガニとして1930年に持ち込まれました。

 

低水温できれいな水でないと生息できないため、

限られた場所で生息が確認されています。

 

定住しているところでは、日本の生態系に影響を与えていることと、

他のザリガニを殺してしまう細菌を保有していることから、

特定外来生物に指定されています。

 

3種類のザリガニを見てみると、

日本に生息しているザリガニのほとんどは、アメリカザリガニになります。

 

つまり、ザリガニを捕まえたときは、

間違いなくアメリカザリガニで、

ザリガニとアメリカザリガニは同じものなのです。

 

アメリカザリガニを捕まえたらどうすればいいの?

 

 

特定外来生物ではなく、要注意外来生物のアメリカザリガニですが、

捕まえたらどうすればよいのでしょうか。

 

環境省のサイトでは、捕まえた場合はその場所に放流して、

拡散しないように呼びかけています。

 

詳細はこちらを参照してください。

 

他の場所に放流すると、

そこで繁殖して生態系に影響を与えてしまうからです。

 

特定外来生物ではないので、

持ち帰って飼育することはできますが、

持ち帰った場合は、最後まで責任をもって飼うようにしましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたか。

 

特定外来生物でも不思議ではないアメリカザリガニですが、

要注意外来生物でした。

 

最後にポイントをまとめてみましょう。

 

・アメリカザリガニは特定外来生物ではなく、要注意外来生物

・日本でザリガニといえば、アメリカザリガニ

・捕まえた場合は、その場所で放流すること

・もし飼う場合は最後まで責任をもつこと

 

アメリカザリガニは身近な生き物であり、

子供たちにも人気がありますが、

日本の生態系を守るためにも、正しく付き合ってくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました