ミュージカルというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
これまでミュージカルを観たことがない人からは、
お芝居の中で急に歌いだしたり、踊りだしたりして、
現実感がないお芝居でよくわからない、取っつきにくいという意見が聞かれます。
今回は、ミュージカルを観たことがない人が感じる、
以下の疑問について調べてみました。
- ミュージカルは何が素晴らしいのか
- ミュージカルは敷居が高いのでは
これまでミュージカルを観たことがない人に
興味をもっていただけるようにわかりやすく解説しますので、
ぜひ最後まで目を通してくださいね。
ミュージカルの素晴らしさって何?
ミュージカルとは、通常の劇と同じように演劇であり、物語があります。
その物語の情景や登場人物の心情を、
音楽、歌、踊りの表現要素を一体化して、
劇的効果を高めることを目的とした演劇の1つです。
ミュージカルは、イタリアのオペラがルーツといわれています。
オペラは、貴族が楽しむための芸術的な演劇でしたが、
庶民にも楽しめるようコミカルな要素が加えられ、
さらにアメリカに渡り、ダンスが取り入れられて今のミュージカルに至っています。
そのような歴史のあるミュージカルの、3つの素晴らしさについて解説します。
・音楽、歌、踊り
ミュージカルはミュージックの派生語のようなもので、
音楽、歌、踊りはとても重要な表現要素です。
物語のシーンを、音楽、歌、踊りで表現することで、観客の印象に深く残ります。
ミュージカルが終わった後も、
劇中の音楽を鼻歌で歌ってしまうくらい印象に残るといわれています。
・非日常的な時間
劇場で演劇を観るということだけでも、非日常的な時間を感じられます。
さらに、お芝居やセリフが音楽、歌、踊りで
非日常的な表現要素があるミュージカルは、
より非日常的な時間を感じられ、心が揺さぶられます。
演劇が終わったあとも、しばらくは非日常的な余韻が心地よく、
時間がたって現実に戻ると、またミュージカルの空間を味わいたくなる魅力があるのです。
・物語に深く興味がもてる
ミュージカルは、歴史的な出来事や事件をテーマにした作品が多くあります。
歴史というと難しい感じがして、
よくわからないのでつまらなそうという印象をお持ちかもしれません。
ミュージカルを観て、その世界に引き込まれると、
その出来事や事件が気になり、なんとなく興味を持ってしまいます。
興味を持っていると、次第に知識の幅が広がってきて、
より一層そのミュージカルの物語がわかるようになり、面白さが広がってくるのです。
ミュージカルって敷居が高い気がするんだけど…
ミュージカルを観たことがない人は、
劇場に足を運んでミュージカルを観ることに、敷居が高く感じるのではないでしょうか。
映画のように気楽に出かけて観るという感じではありませんよね。
けれども、一度劇場でミュージカルを観れば、敷居は高く感じなくなります。
そこで、初心者が行きやすくなるミュージカルの選び方を紹介します。
・知っている物語や有名な物語を選ぶ
全く知らない物語や、興味のない物語の演劇は行く気になれないでしょう。
観たことがある映画や、知っている小説、
興味のある歴史の物語だと登場人物がわかりやすく、物語も理解しやすくなります。
例えば「アナと雪の女王」、「ライオンキング」、「アラジン」などは、
ディズニー映画で放映されているので、ご存じの方が多いのではないでしょうか。
「マンマ・ミーア」、「レ・ミゼラブル」、「オペラ座の怪人」は、
有名で人気作品なので観やすい作品といえます。
・知っている俳優で選ぶ
日本で公演されるミュージカルは、映画やドラマで有名な俳優が出演しています。
好きな俳優がミュージカルに出演していたら、興味を持って観られるのではないでしょうか。
映画やドラマとは違った演技が観られますので、俳優の新たな魅力を感じられます。
・劇場で選ぶ
ミュージカルの大きな劇場だと帝国劇場がありますが、
劇場名だけでも格式があるようで敷居が高く感じます。
宝塚歌劇団、劇団四季のミュージカルは、
身近な感じで足を運びやすいのではないでしょうか。
知人を誘っても行きやすい劇場といえます。
お住まいの近くの劇場でも、
地方公演などでミュージカルが行われている場合もありますので
調べてみるとよいでしょう。
まとめ
最後に、ミュージカルについてポイントをまとめます。
- ミュージカルは音楽、歌、踊りの表現要素を一体化した芸術演劇
- 非日常的な時間を味わえる
- 物語に引き込まれ興味の幅が広がる
- 敷居は高く感じるが、一度観れば感じなくなる
ミュージカルは、物語を音楽、歌、踊りで視覚、聴覚で心を揺さぶる演劇です。
観たことがない人は、
今回の記事を参考に、ぜひ一度劇場に足を運んでその魅力を感じてみてください。
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