秋と言えば街中の葉も色づきとても風情がありますよね。
道を歩いていると、
綺麗に色づいている木々があるお庭も見受けられます。
見ているだけなら「綺麗だな〜」なんて、のんきに思っていられますが、
実際にお庭を持っている家庭にとっては、
大変な時期でもあるのではないでしょうか?
ここでは落ち葉を放置するとどうなるのか、
また、処理するにはどうしたら良いのかをご紹介いたします。
落ち葉を放置するとどうなるの?
腐葉土を作るために、
わざとお庭に落ち葉を放置しているという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
腐葉土には栄養分も豊富ですから、
お庭の植物たちにとってもいいことだらけのように感じますよね?
実際にはどうなのでしょうか?
- 害虫の住処になる
自然に腐葉土になるまでには、少なくとも数年はかかります。
落ち葉を餌にする虫もいますし、
落ち葉は適度に湿気を含んでいるため、
虫たちにとっては最高に住みやすい環境と言えるのです。
エサとなるものがあり、湿気もあり
さらには天敵からも身を守れるとなれば、
自分が虫の立場になって考えると住まない手はないですよね。
もちろん、落ち葉を餌にする虫の全てが悪い虫ではないのですが、
落ち葉を食べる虫の中にはシロアリもいますので、
住処にされてしまうと、家屋の被害へと発展してしまう可能性があります。
- 雨樋がつまる
落ち葉は、地面にだけ溜まるわけではありません。
高い木から落ちる場合は、
雨樋にたまってしまう可能性もあるのです。
雨樋にたまった落ち葉をそのまま放置しておくと、
詰まってしまい排水障害を起こしてしまうのです。
雨樋が機能しなくなると、
雨漏りの原因や水はねによる住宅トラブルに繋がってしまいます。
- 近隣住民とのトラブル
自分の家の庭にたまるだけならまだいいのですが、
風によって近隣の敷地に落ち葉が飛んでいってしまったり、
雨に濡れた落ち葉が腐敗して、悪臭を放つこともあります。
これも立派な迷惑行為になるのです。
たかが落ち葉といえど、
意外にもリスクやデメリットがあるので、
腐葉土を作る際や、落ち葉が増えてきた時などは
十分な注意が必要と言えるでしょう。
落ち葉を掃除するための道具は何がある?
上で書いたことが、
すべて近隣とのトラブルに発展してしまう可能性もあります。
落ち葉を放置していてもデメリットが多いので、
こまめにお掃除をすることをオススメします。
では、どのような掃除道具があるのでしょうか?
- 竹箒(たけぼうき)
名前の通り、竹でできたほうきです。
普通のほうきで落ち葉を集めようとすると、
毛が柔らかくサイズが小さいため、
多くの落ち葉を掃ききるのに時間がかかってしまいます。
竹箒は毛が硬くしっかりしているので、
濡れた落ち葉も掃ききることができるのです。
サイズが大きいため、
落ち葉を大量に一箇所へ集めるのに適しています。
地面に対して柄を斜め45度にすると、
使える毛の範囲が広がり、一度にたくさん落ち葉を集めることができます。
その反面、細かい作業には向いていないので
仕上げには普通のほうきを使う事をオススメします。
- 熊手
熊手は、土の上や柔らかい地面に落ちた落ち葉を
集めるのに適しています。
竹箒は固いコンクリート向けなので、
土の上で竹箒を使用すると土も一緒に集めてしまうので、
効率的ではありません。
熊手は、土の中に入り込んだ枯葉も集めることができます。
熊手の隙間から土が逃げていくので、
落ち葉だけを一気に集められます。
- ブロワー
風を出して落ち葉を飛ばす道具です。
軽くて乾いたものを集めるのに適しています。
主に、砂利や庭の土を舞い上げずに掃除できるのが便利ですよね。
植木と植木の間や狭い隙間など、
ほうきでは掃除しにくい場所に使うのが有効的です。
コードレスもあり、様々な種類のブロワーがありますが、
値段が高いのがネックです。
ここで効率的な掃除方法をご紹介します。
- ブロワーで狭いところの落ち葉を飛ばして広いところに集める
- 竹箒(熊手)で一気に集める
※この時、壁際に集めると、風が吹いても
集めた落ち葉がバラバラにならずにすみますよ。
- 箕やちりとりで取り、ゴミ袋に入れる
- 普通のほうきで細かいゴミを取る
落ち葉は、各自治体で決められているゴミ袋に入れて
燃えるゴミの日に出すのが一般的です。
ただ、毎日落ち葉は降ってきますので、
落ち葉がたまりすぎてしまう場合は
ゴミ収集場に直接持っていくのもいいでしょう。
料金がかかる場合もありますので、
お近くの自治体に問い合わせをしてから
行くのをオススメします。
まとめ
庭を持っている家庭にしかわからない悩みですが、
1日1回でも掃除することで、
害虫の発生やご近所トラブルを防ぐことができます。
ぜひ、参考にしていただき、
やりやすい方法を見つけてみてください。
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