雑炊とおじやとおかゆ、スプーンですくって食べますよね?
この3つの違いについてわからない方が多いです。
雑炊の語源は増水。
飯に水を入れて量を増やしたものと言われています。
おじやの語源は、スペイン語で鍋を意味するオジャとか言われています。
また、「じや」が煮える音、様子を「じやじや」からとも言われています。
同じようで全く違う、雑炊・おじや・おかゆに違いについて調べてみました。
この記事はこのような方へおすすめです。
雑炊・おじや・おかゆの違いについて知りたい方
雑炊・おじや・おかゆのうち、消化が良いのはどれか知りたい方。
雑炊・おじや・おかゆの違いについて
おかゆと言えば、幼い頃に寝込んだ時、母親が作ってくれたことがあります。
当時は胃腸風邪で何も食べられなかったのが、温かいおかゆは食べられました。
具材は、塩だけの真っ白いおかゆ。
シンプルな見た目でしたが、とてもほっこりしました。
雑炊・おじや・おかゆ、3つの違いについて簡単にまとめてみました。
作り方 | |
雑炊 | 炊いたご飯の表面のぬめりをいったん水で流し、さらっと仕上げたもの
炊いたご飯に出汁汁を入れて温めたもの 米粒の形を残している 塩や煮汁などで薄目に味付け |
おじや | 炊いたご飯を洗わずそのまま煮込む
煮込んで水分を飛ばし、とろみがあるもの 味噌などで濃いめに味付け |
おかゆ | 米と多めの水で炊く(炊き粥)
ご飯と多めの水で炊く(入れ粥) ※芋、雑穀を多めの水で炊いた芋粥、雑穀粥と言うものもある。 |
表にまとめてみたところ、作り方と味、形によって違いが分かれました。
雑炊、おじや・おかゆの違いについて。
おかゆ→米で炊く
参考に、基本のおかゆの作り方をまとめてみました。
- 米を洗う
- 土鍋に洗った米と水を入れる
- 沸騰させる
- 沸騰したら火を弱める
- しゃもじやへらで全体をかき混ぜる。ポイントは、米をはがすようにかき混ぜること。
- ふたをずらしてかぶせる
- 30~40分ほど炊く
- 炊けたら火を止める
- 5分ほど蒸らす
ふと、気づきましたが、
雑炊・おじや・おかゆは3つとも長時間かけて煮込みますよね?
美味しく作るコツとして、土鍋を使うことがベスト。
おかゆを炊くときには、ぜひ土鍋を使ってみてください。ステンレスなどの鍋で作ると、べちゃべちゃとした粘りの強いおかゆになりがち。かゆは漢字で「粥」と書きますが、土鍋は熱がゆっくりと伝わり遠赤外線効果もあるので、米が弓のようにしなり、ほどよい粘りでおいしく仕上がるのです。
おじや・雑炊→炊いたご飯で炊く
次に、雑炊とおじやの違いについてまとめてみました。
雑炊とおじやの違いについて
作り方の違い
雑炊→炊いたご飯を洗う
おじや→炊いたご飯を洗わない
味付け
雑炊→濃い味
おじや→薄味
形
雑炊→米粒状
おじや→煮込んで水分を飛ばしているため、とろみ状。
ただ、区別の仕方は地域や家庭によって違うため、
おじやと雑炊を同じとしているケースもあります。
雑炊とおじやとおかゆ、消化が良いのはどれ?
表にまとめてみました。
材料 | 作り方 | |
雑炊 | 炊いたご飯+煮汁+具材 | 米粒状が残る程度に軽く煮込む
汁気がある |
おじや | 炊いたご飯+煮汁+具材 | 米粒状が無くなるまで煮込む
汁気がない |
おかゆ | 米+多めの水 | 鍋でじっくり炊く |
まず、雑炊、おじや、おかゆは、
柔らかく煮込んで作ることから、ご飯に比べて消化に良いということとなります。
その中でも、おかゆは米と多めの水のみで作られるため、
最も胃の負担が少なくなります。
おすすめは、おかゆに梅干しを一つ乗せて食べることで、殺菌効果も補えます。
※風邪をひいた場合は、栄養補給のためにも、具材たっぷりの雑炊とおじやがおすすめです。
まとめ
雑炊、おじや、おかゆの違いについてまとめてみました。
共通点は柔らかく煮込んでいること。
違いは、作り方が全く違ったこと。
水炊きの締めにあっさり雑炊、すき焼きの締めにおじや。
体調の悪い時は、梅干しを乗せておかゆ。
気になっているのはアレンジおかゆ。
基本の米と、多めの水で炊くおかゆをアレンジして楽しめちゃいます。
雑炊、おじや、おかゆの違いを知って、毎日の食事を楽しみたいですね。
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