日本の祝日って、誰が決めてるものなんでしょうか?
確かに、日本って色んな祝日がありますね。
でもそれらの祝日は一体誰が決めてるのか、
どうやって決まるのか分かりませんよね?
そこで今回は、
祝日は誰が決めてるのか、どうやって決まるものなのか、
また日本に祝日が多い理由を詳しく解説します。
祝日は誰が決めてるの?どうやって決まるの?
日本には『国民の祝日に関する法律』という法律があり、
これを『祝日法』と呼ぶ場合もあります。
この『祝日法』によって、祝日が決められているのですよ。
『祝日法』の第一条では、
『日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築き上げるため、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名付ける』
と、記されています。
要するに、祝日は法律によって決められていたんですね!
ただ、祝日は先ほど説明したような、
『祝日法』によって決められているということが分かりましたが、
では、祝日ってどのように決められているのでしょうか?
実は祝日は、国会で政治家たちが話し合って決めているんですよ!
国会にて、衆議院と参議院に所属する政治家たちの過半数が賛成すれば、
祝日が作られるようになります。
要するに祝日とは、『祝日法』を基にしたうえで、
政治家たちが話し合うことで、正式に決められていくものなんですね。
他の法律も、国会で衆議院と参議院の政治家たちが話し合い、
過半数が賛成することによって作られるものとされているので、
祝日もそれと同様だったんです。
祝日が作られると、なんだか嬉しくなる気持ちになりますが、
そんな祝日が完成するまでには、色んな手順を踏まなければいけないんですよ。
参考までに、法律が出来るまでの手順が図になっている
サイトへのリンクを貼っておきます。
今後ももし、祝日が増えるのでしたら、
政治家たちがこのように国会で話し合うことで、決めていくことになるんですね。
祝日は、誰か一人が決めているのではなく、
法律に基づき、なおかつ大勢の政治家の意思によって作られている、
というように頭に入れておくと良いですよ!
日本の祝日が多い理由はなんで?
日本って実は祝日が多い国なんですが、
それは先ほどの『祝日法』の第一条にも記載されているように、
『美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築き上げるために、ここに国民こぞって祝い、感謝をする』
という理由があるからなのでしょう。
また、日本人は、どうしても働きすぎてしまう人が多いため、
祝日を作ることで、国民が働き過ぎないように、という理由もあります。
確かに日本人は、長時間労働をしている人たちもすごく多いですよね。
私の夫も以前までは、
夜の10時とか11時くらいに帰宅することがありました…。
でも、祝日を作れば国民はしっかり休めるだろうと、政治家たちは国会で考えたのです。
しかも日本って、どうしても有給休暇を取らない、
もしくは取れない人が多いため、
祝日を多くして少しでも休ませよう、と国会で考えました。
ただ、祝日が多いとサービス業の人たちは休みではなくなるので、
結局働きすぎの人が出てしまうんですよ…。
私の夫も、祝日は休みではない職に就いているため、
私も祝日は仕事をするようにしています。
こうして見ると、日本は祝日が多いけれど、
本当にその祝日を満喫できているのは、
子供たちやオフィスワークや、公務員などの職に就いている人達だけなんですね。
ただ祝日に関して、ネガティブなイメージもありますが、
日本がもっと有給休暇を取りやすかったり、
サービス業でもしっかり休むことが出来れば、より国民は満足するでしょう。
祝日が多いというのは、
生真面目で働き過ぎてしまう日本の国民性を考えてのことなので、
出来れば今後、日本はどんな職の人でも、ちゃんと休みを取れるようになると良いですね!
まとめ
日本の祝日は『祝日法』という法律を基にして、
国会で衆議院と参議院の話し合いで、過半数の賛成を得ることで作られるもの。
特定の誰かが決めている、というワケではなかったのです。
そして日本に祝日が多いのは、
日本人はどうしても働き過ぎてしまう傾向があるから、
休ませるために祝日を作っているのです。
でも、職種によっては休めなかったりするし、
祝日があることで有給休暇を取得することが難しい場合も多いんです…。
もっと日本人が休むことに、自分にも他人にも肯定的になれば、
祝日をもっと満喫できるのではないでしょうか。
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