まだまだ残暑は厳しいですが、
いよいよ秋が近づいてきましたね!
秋といえば食欲の秋!
秋を代表する果物といえば『柿』ですよね。
体にいい柿は、干し柿にすると甘みも増して
とっても美味しいんですよ。
ただ、カビが生えやすく自分で作るのは難しい…。
でも大丈夫!
干し柿に生えるカビの原因や対策を教えちゃいます。
干し柿のカビ対策について
上でも書きましたが、
干し柿はカビが生えやすいのです。
カビが生える原因はなんでしょうか?
- 干し柿が雨に濡れてしまう
柿を自宅で干している時に雨に濡れてしまうと、
そこからカビが生えてしまいます。
干し柿はもともと乾燥させて作りますから、
柿が濡れている状態が長く続くと、カビが生えてしまうのです。
- 干している柿同士がくっついている
干している時に柿がくっつかないように、
一定の距離を保たなくてはなりません。
これもくっついている部分が乾燥せず、
カビが生えてしまうのです。
とにかく“乾燥させることが大事”ということがわかりました。
次に、カビを生やさないためにできる対策をみてみましょう。
- 柿を熱湯にくぐらせる
これは干す前に行います。
熱湯に5秒ほどつけると、
殺菌作用が増してカビを生えにくくしてくれます。
干した後に、高度数のアルコール(焼酎など)を霧吹きに入れて
柿に吹きかけると殺菌作用がさらに増します。
- 柿同士距離をあける
カビが生える原因でもお話しましたが、
柿同士がくっついていると、せっかく熱湯にくぐらせていても
カビが生えてしまいますので、
柿を干すときは十分に距離をあけてくっつかないようにしましょう。
- 風通しのいいところに干す
柿を干す時は基本的に外に干しますが、
風通しのよい、涼しい場所を選びましょう。
軒下がオススメです。
日光に柿が当たりすぎると黒く変色してしまいますので、
直射日光も避けてください。
干し柿は気温が低く湿度が低い季節に作ると
カビが生えにくくなります。
- 雨の日は室内に干す
雨に濡れると、カビが生える原因になるとお伝えしましたが、
雨の日は濡れないように室内へ避難させましょう。
軒下があり雨に濡れないようでしたら、
無理に室内に入れる必要はありません。
干し柿を室内で干す時の注意点
干し柿を室内で干す時の注意点を。
寒い時期ですと、室内は気温が高くなっています。
そして加湿器が付いている場合もあるため、
湿度が高く窓も閉めきっているため、換気が不十分です。
カビが生えるのに最高な条件が揃ってしまっています。
せっかく雨に濡れないように室内に避難させたのに、
カビが生えてしまっては台無しです。
室内でも、なるべく気温が低く湿度が低い場所に干しましょう。
除湿機や扇風機などを使って、湿気から守るのもポイントです。
万が一、柿にカビが生えてしまった場合、
一部であればカビの部分を取り除いて
高度数のアルコールを吹き付けると殺菌されますが、
広範囲にカビが生えてしまった場合は、
残念ですが、その柿とはお別れをしてください。
干し柿の黒い点ってカビ?何なの?
柿を干していると、
黒い斑点のような点が出てくることがあります。
これはカビなのでしょうか?
もともと柿には、
ポリフェノールの一種“タンニン”という渋み成分が含まれています。
タンニンは干すことにより表面に浮かび上がり、
カビのように見えるのです。
もしくは、タンニンが柿内外に含まれる
微量の鉄分と反応してできたタンニン鉄なのです。
これが黒い点の正体です。
カビなのかカビじゃないのか見分けるのが難しい!
と思う方もいるかもしれませんね。
カビを見分けるポイントは二つあります!
『見た目』と『臭い』です。
基本的にカビは青色か緑色なのですが、
雨に濡れてしまうと白いカビが生えることもあります。
しかし、干し柿にはもともと、
『柿霜(しそう)』と呼ばれている白い粉状のものがついています。
柿霜であれば臭いはしませんが、
カビの場合はタンポポの種のようにワタ状になっていたり、
毛羽立っている上にカビ臭いにおいがします。
上で書いたように、
タンニンの黒い斑点だと思っていても、もしかしたらカビかもしれません。
そんなときはにおいを嗅いでみてください。
黒カビだった場合には表面のみに現れ、
カビ臭いにおいがします。
基本的にこのポイントを抑えれば見分けがつきますが、
どうしても見分けがつかない時には、
安全のためにも食べないことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
どうしても毎日の天候により左右されてしまいますが、
苦労して作った干し柿はより美味しく感じるはずです!
ぜひ、上で書いたことを参考に、カビ対策をしてみてください。
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